2021-09-07

よい姿勢とは?

「猫背」や「反り腰」など、姿勢に対する悩みは、年代を越えて多くの方がもたれています。姿勢は外見の印象を大きく変えるため、改善したい方も多くおられます。今回は正しい姿勢について考えて見たいと思います。

姿勢の基準

よい姿勢にも、一定の基準があります。
まっすぐ立った時に、耳の穴、肩、骨盤、膝、外くるぶしの5か所が一直線になっていることです。この5か所からポイントが外れていたら崩れた姿勢といえます。

人間の背骨は真っ直ぐではない

人の体は横から見ると真っ直ぐではなく、S字のゆるやかなカーブを描いています。背骨は26個の骨でつながっており、それぞれの部位により構造が異なっています。
首にある7つの骨で構成される頚椎、胸周りにある12個の骨で構成される胸椎、腰にある5つの骨で構成される腰椎、あとは仙骨と尾骨で背骨は出来ています。頚椎と腰椎は前彎し、胸椎は後彎しています。背骨が、ゆるやかなS字カーブを描いているのは、約5kgの重量がある頭を支えるために、重さを分散させる必要があるからです。また歩いたり、走ったりした衝撃を緩和する役割もあります。

姿勢チェック

壁を使って簡単に姿勢チェックすることが出来ます。

  • 壁を背にして立ちます。
  • かかとは床につけ、両足は腰幅に開き、楽にしてください。
  • 頭と背中、お尻が自然と壁につくかどうかを確認します。

楽に立っているときに頭と背中、お尻が自然と壁についているのがよい姿勢の第一歩です。さらに、壁と体の各部位との隙間がどれくらい空いているかを確かめます。
理想は、首の後ろが指2本から3本分程度、腰の後ろは手のひら1枚分まで入るのが理想的になります。

一度、ご自身の姿勢をチェックしてみましょう。

(文/下川由香里)

web-reservation
関連記事