2022-07-04

猫背を治すには背中丸めるの?

姿勢を気にされている方の中でも、一番多いお悩みが「猫背」です。
猫背は見た目も悪く、体にも負担がかかる姿勢となり不調をきたします。見た目がキレイだけでなく、体の負担や心理的にも心地いいことが必要です。

以前の記事「よい姿勢とは?」

誤った姿勢のイメージ

一般的に「姿勢を正しくしてください」と言われると、猫背を直そうと無理に胸を張る方や腰をそらす方が多くおられます。しかし、この姿勢は、背骨の生理的湾曲が失われて、体への負担を強くしてしまいます。更に、背骨の生理的湾曲が失われると、肋骨の位置も本来の位置からずれてしまい、呼吸にとって大切な「横隔膜」の機能が低下し、疲れやすくなることや、肩こりや腰痛の原因になります。

横隔膜

猫背の原因

私たちは日常からパソコンやスマートフォンを見る時間が増えています。スマートフォンやパソコンのモニターを見るとき、顔を前へ突き出し、5~6㎏ある頭を首で支えることになります。一見、姿勢は背中全体が丸くなっているように見えますが、首の付け根だけが過剰に丸くなり、首の骨は真っすぐになり前弯がなくなり、逆に胸椎は反っている又はまっすぐになっているという状態です。胸椎は後湾していることが望ましいですが、頸椎と胸椎の交わる1部分が過剰に丸まり、残りの胸椎の丸みが失われています。

スマホ首

改善エクササイズ

背中を丸めるエクササイズを行うことで胸椎の後湾を出して、背骨の柔軟性を高めましょう。

猫背が改善することで見た目が変わるだけでなく、肩こりや腰痛などの体の不調も改善していくので、1日3分で出来ますので試してみて下さい。


また、こちらのグループセッションでは他にも様々なエクササイズを実施していますので一度体験に参加して見てください。

(文/下川由香里)

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