2023-07-18
ゴルフで腰が痛くなるのはなぜ?その2
前回、ゴルフので腰が痛くなる方に股関節のお話をさせていただきました。今回は上半身で重要な、胸椎のお話をします。
胸椎とは?
胸椎は腰の上部にあり、12個の骨が積み重なっています。腰椎は5つの骨が積み重なっていますが、捻る可動域は5°です。それに対し、胸椎は45°の角度を有しています。可動性の高い関節となるため、大きな動きが可能となります。
胸椎の動きをチェック
では、胸椎の可動域があるかチェックしてみましょう。
1.壁から拳2つ分離れたところに両足を閉じたまま座る。
2. 肘を肩の高さまで上げ、対側の肘に手を置く
3.身体を真っ直ぐに保ちながら、肘が壁につくように捻る。
※注意点
・肘は肩の高さを保つ。
・手は正面からずらさない。
・両足は閉じたまま、動かさない。
◯結果
壁に肘がつく⇒胸椎の可動性あり
壁に肘がつかない⇒胸椎の可動性がない
簡易なチェックになりますが、意外と動きが出てない方もおられるのではないでしょうか。
胸椎の可動性改善エクササイズ
初級編
上級編
ゴルフで腰が痛くなる方はもちろん、ゴルフパフォーマンスを上げるためにも重要なエクササイズになっています。是非、セルフトレーニングの一貫として取り入れてみてください。
(文/下川由香里)
<参考資料>
・スポーツ庁,”自分の身体知っていますか?~室伏広治のセルフチェック~ Introduction of eleven component of self-evaluation by Koji Murofushi Commissioner of JSA”.2021.https://sports.go.jp/movie/post-63.html
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