2022-12-16

運動前の準備運動は必要?

気温が低くなり寒い日が続いています。皆さんは運動前にウォーミングアップをされていますか?
ジムに行き、真っ先にマシンに取り組んだり、家での運動も急にスクワットを行ったり、筋力を使うトレーニングから運動を始めていませんか?
実はこの寒い時期こそ大切なのがウォーミングアップです。

ウォーミングアップの効果

①事故・怪我の予防
内科的な疾患や身体の怪我を予防します。身体は即時に運動の運動できる状態に切り替えることは厳しいです。そのため不整脈の誘発や心臓への血液循環など内科の疾患を防ぐためにもウォーミングアップが必要です。
また、運動前の身体は関節の可動域や筋の動きが不十分であり、そのまま高負荷のウェイトトレーニングやランニングを行うと傷害に繋がる可能性が高いです。

②パフォーマンスアップ
体温が上昇することにより身体の生理機能が亢進し、筋の酵素活性が高まりエネルギー代謝が亢進します。また筋の動きも良くなりパワーを発揮しやすくなります。
呼吸面でも、ウォーミングアップにより血液循環が促進するため、呼吸・循環系の反応が早くなります。

何をすればいいの?

ウォーキングや自転車漕ぎなどの低強度の有酸素運動を行い体温や筋温を上昇させることが有効的です。特にウォーキングでは速度で強度をコントロールしやすいのでウォーミングアップに取り入れやすいのではないでしょうか。
その他にストレッチも効果的です。トレーニングで動かす関節を大きく動かしたり、筋肉を軽く伸ばして保持する静的なストレッチを行います。

ここで実際に椅子で出来る下半身のストレッチをご紹介します。

太ももの前のストレッチ

①背もたれに対して横向きに座る
②片方の足首をお尻の後ろで持つ

太ももの裏のストレッチ

①椅子に座り片方の足を前に伸ばしてつま先は天井に向ける
②骨盤を起こしてそのまま前に倒れる

おしりのストレッチ

①片方の膝の上にもう片方の足首を置き、4の字をつくる
②骨盤を起こしてそのまま前に倒れる

各ストレッチは写真の姿勢を30秒キープします。2~3セットを目安に実施しましょう。
椅子があれば手軽に実施できるので、下半身のトレーニング前やランニング前などにぜひ取り入れてみてください。

隙間時間にトレーニングをするときや時間がないときなどは、ついついウォーミングアップをとばしがちになってしまいますが、少しでも準備運動を行い怪我なくトレーニングを楽しみましょう!

(文/小山七海)

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